三菱電機は、防犯機器や高齢者施設での見守り、空調機器、人数カウントソリューション、スマートビル、体表面温度測定などの幅広い分野で人・物の識別、行動把握を高精度に実現するサーマルダイオード赤外線センサー「MelDIR（メルダー）」の新製品として、200℃まで温度測定が可能な「MIR8060B3」を2023年2月1日からサンプル提供開始する。
同製品は、信号処理とレンズの最適化により、従来製品では検知できなかった60℃以上200℃までの温度が測定できるようになり、高温となる調理中の具材や調理器具、工場設備などの温度分布測定が可能。78º×53ºの広画角と80×60画素の高画素で、広範囲な温度測定、人・物の識別や行動把握を実現。検知可能な温度範囲を拡大し、たとえばキッチンではコンロ全体の温度分布だけでなく、コンロ前の人の有無も検知できるため、発火予防など安心・安全な調理空間も実現できるようになる。
工場の高温設備監視では、より広範囲で温度分布の測定ができ、人の有無や行動把握と設備の高温分布検知を同時に行うことで、設備の異常検知などの工場オペレーションの最適化や安全性改善が可能になる。
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