キリンホールディングスの子会社である協和発酵バイオは、タイの現地法人・THAI KYOWA BIOTECHNOLOGIES CO., LTD.のHMO (ヒトミルクオリゴ糖)の生産設備を完成させた。製造能力は年間約300トン。
HMOは母乳に含まれるオリゴ糖の総称。乳幼児にとって重要な成分であることが知られ、HMO入り粉ミルク市場は欧米をはじめ、人口増加が見込まれる中国や東南アジアでも消費拡大が期待され、年平均成長率は20〜30%と予測されている。同社は2000年に世界で初めて工業レベルで大量生産が可能なHMO生産システムを構築し、新しいHMO生産設備での製造は今年から開始し、2023年から粉ミルクメーカーなどへの販売を始め、キリングループ内での商品開発も行いHMOのニーズが高い世界各国への展開を目指す。
https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2022/1125_03.html