【2023年 年頭所感】一般社団法人日本電子回路工業会 会長 小林 俊文 「世界安寧」願い飛躍の年に

あけましておめでとうございます。昨年は、コロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻と今までに経験したことのない世界情勢の中、『一歩先の未来へ 来て 見て 触れて そして語ろう!』をテーマに電子機器トータルソリューション展をリアル開催できたことは、ひとえにご参加いただいた皆さまと関連団体のお力添えの賜物にほかなりません。本当にありがとうございました。

 さて、1962年6月に創立した工業会は、昨年還暦を迎え、今年は新たなステージへの一歩を踏み出すことになります。円熟したダントツものづくりを中心に様々な活動を進めて参ります。また、今年の展示会は、コロナ前と同じ規模での開催を目指し、歴史に残る企画を進めて参ります。電子回路基板を取り巻く技術をテーマに近接する分野との連携を一層強化し、より多くの幅広い分野・業界関係者が集い、実り多い展示会・講演会となるよう、関連団体との協力体制を強固にし、鋭意準備を進めて参りますので、是非、皆さんのご協力と積極的なご出展、ご来場をお願いいたします(開催日は5月31日~6月2日の3日間)。

 話は変わりますが、今年の書初めは『世界安寧』と書かせていただきました。

我々の取り巻く環境は、とても予想しがたい1年になることでしょう。中国のゼロコロナ政策による、経済の停滞・減速、そして、急激な緩和策の行く末は、大きな波紋を世界に広げることが危惧されます。また、ウクライナ侵攻による食料、エネルギー危機など、それに加えて、米中摩擦による経済安全保障の対応も、大きな課題として取り組んでいかなければなりません。みなさんと共に考えて、我々の業界の課題解決に向けて進んでいきましょう。

 最後に、今年の干支は、癸卯(みずのとう)。

『これまでの努力が花開き、実り始める』

これまで準備し、育んできたことが、十分に実り、芽吹き始め、飛躍を迎える年といわれています。コロナの終息と世界安寧を願い、今まで通りの、グローバルな活動が出来る年になることを祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。

 さぁ、みなさん!!この一年を元気に乗り切りましょう。

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