【2023年 年頭所感】一般社団法人 日本配線システム工業会 会長 杉山 博 電気安全推進し発展に寄与

       

新春を迎え、新しい年をつつがなくお迎えのこととお喜び申し上げます。

旧年中は日本配線システム工業会の活動に格別のご配慮とご指導賜り厚くお礼申し上げます。

昨年は新型コロナウイルス感染症の先行きが見えないまま新年を迎え、その後ロシアによるウクライナ侵攻や世界経済の減速懸念と言った将来への不安が高まる中、北京オリンピックでは冬季最多18個のメダル獲得や、FIFAワールドカップでは日本が強豪2ヶ国を破り2大会連続で決勝トーナメント進出など、スポーツの明るいニュースが救いとなりました。

当工業会と関連の強い住宅市場は依然として厳しい状況にありますが、2023年度の当工業会集計需要予測は前年比101%と昨年度に引き続きプラスを見込んでおります。また、当工業会が提案した住宅に施設するコンセントの接地極付化の拡大、USBコンセントの施工規定追加、EV普通充電設備6kW出力に関する施工方法の明確化、さらに感震機能付住宅用分電盤の使用範囲の拡充などが、昨年12月に発行された内線規程に盛り込まれました。今年はこの成果を施工・流通事業者の方、使用者の皆さまへ展開する初年となります。この取組みは電気安全の推進はもとより、業界の活性化と更なる発展に寄与すると確信しております。本年もこの様な取組みをさらに推進して参ります。

2023年は当工業会の第6次中期計画最終年にあたり、いままでの成果を収穫する年となります。中期計画に掲げた5大重点活動テーマである「①安全品質の追及活動」、「②安全・点検リニューアル活動」、「③環境対応推進活動」、「④標準化推進活動」そして「⑤新規分野開拓活動」の達成に向けた活動に邁進すると共に、その成果を土台とし新たな中期計画に向けた準備を進めて参ります。

当工業会ではこれらを確実に推進していくことを通じて、業界のさらなる発展と活性化に寄与する所存です。昨年同様に皆様のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、今年の干支は「癸卯(みずのとう)」です。癸卯には“冬の門が開き、飛び出る“という意味があると言われています。皆様方におかれましてもさらなる飛躍の年になりますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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