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2022年は、受注が急増し生産が追いついていないが、それでも生産能力を高めた結果、好業績になるのは確実だ。
中期経営計画の売上高800億円以上、営業利益130億円以上、営業利益率16%以上の目標が初年度で達成できる見通しだが、これは当社の努力に加え、外部環境が良かった結果。中計はあと2年残っている。圧倒的なコストダウンによってもう一段大きく利益体質へと前進し、営業利益率20%からさらにその上の実現を目指す。部品販売だけでなく、ソフトウェアも含めて、総合的に安全・安心、自動化を提供できるような会社に変身していく。
その一つとして、購買からサプライチェーン、開発、ものづくり、生産技術も含めて中枢に専門部隊を作り、事業所はサプライヤーのひとつとして捉えるように改める。従来は開発したものは自動的に自社工場で作る形だったが、今後はEMSや外部パートナーも含めて相見積もりを取って最適な場所で製造を行う。採算が合わない事業所は見直しも視野に入れる。
一方で、長年蓄積してきた差別化できるような技術は深掘りしていく。また環境対策についても、当社は多くのプラスチックを使っているため、今後は部分的に化石燃料由来の材料以外の割合を増やす活動も進めていく。
協業については、アルプスアルパインとの合弁会社は予想以上に面白いものが開発できており、春頃に新製品を出す計画だ。北米でのAPEM事業も順調に進み、IDECアメリカと協力して効果を上げる方策を検討している。ワイドミュラーとの提携は、将来を見据えるとプッシュインは欠かせない技術だ。押ボタンスイッチやリレー、電源などに採用済みで、徐々にシェアを向上していきたい。今後も協業やライセンス契約、M&Aなどは積極的に検討していく。
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