主要FAメーカー53社トップインタビュー掲載
新年FA特集号 PDFデータ無料プレゼント
2023年3月期の売り上げは、前年度比121%の159億円強の見通しで、利益も増加する。売り上げは、満足とは言えないものの部品不足、原材料高騰など、調達環境が困難の中で確保できている。利益は、調達コストの上昇を価格の見直しを認めていただくことで対応できた。海外輸出の円安効果も大きいが、米国向けの対中国追加関税対策から、国内からの輸出を増やしている成果も出ている。
今後1ドル100円ぐらいの為替基準と対中国追加関税対策から、22年10月以降、ジェイテクトの刈谷工場でのFA機器生産、当社の大泉工場での自動車機器生産を本格的に開始して、国内工場への回帰を進めている。大泉工場ではFA機器の生産も予定しており、売り上げの約3分の1を占める米国向け販売につなげる。
ジェイテクトグループとしての連携をこのところ続けてきたが、22年10月からは社名も光洋電子工業から変更した。「ワン・ジェイテクト」として、セキュリティ上の情報管理を一元的に行える効果が一番大きい。今後もジェイテクトグループのエレクトロニクス部門を担うという意識を堅持していく。
23年は景気が後退し、為替も3月以降は円高に振れるとみている。FAは今期並みに売り上げられるかどうかは難しいし、自動車も計画通りの生産が進んでいないことが懸念材料だ。サプライチェーンの質を上げて対応していきたい。製品開発も22年4月からジェイテクトと共同で取り組み、順調に進んでいる。米・ADC向けのHMIシリーズや、アジア市場向けのPLCなどの試作を行っており、近くリリースする。
Web展示会、FAなんでも相談室、通販サイトも、ホームページへの閲覧者が倍増し、効果を発揮している。ASEAN市場の開拓も、コロナで活動が出来ずに停滞していたが、行動規制が解除されてきたので、今年から手を打てるようになると思う。
https://www.electronics.jtekt.co.jp/jp/
主要FAメーカー53社トップインタビュー掲載
新年FA特集号 PDFデータ無料プレゼント