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2022年は、納期問題でご迷惑をおかけした1年となった。名古屋製作所は過去最高の生産量となり、国内工場の空いている場所に設備を移設するなどして生産力を上げた。コロナ禍前よりも生産量は1.5倍くらいになっているが、それでも部材不足で十分に作れない状況が続いた。受注残の消化具合から見て、春先には納期改善が見込める見通しだ。
受注は好調で、半導体関連の設備投資で圧倒的な過去最高を記録し、リチウムイオンバッテリ関連も国内で大量の受注があった。カーボンニュートラル関連でも上場メーカーや自動車関連から設備の省エネを目的に多く受注した。
2023年は半導体市況に一服感は出るが、2024年は回復する。アメリカとアジアで半導体企業のファブ新設予定があり、サプライチェーン再構築でコア製品の生産拠点を日本や海外に移設する動きも加速していく見通しだ。グローバルで自動化ニーズは高く、市場も拡大を続けている。2024年に備えてしっかりとものづくりを行い、納期を正常に戻していくことを最優先に取り組む。
お客さまのDXの支援も強化する。技術承継や品質向上、需要変動対策などの課題に対し、SCADA「GENESIS64」や3Dシミュレータ「MELSOFT Gemini」、データサイエンスツール「MELSOFT MailLab」などソフトウエアを充実させ、お客さまの話を聞いて解決策を導き出すコンサルのような人材も拡充している。デジタルマニュファクチャリングの実現に向け、装置やシステムを見直すタイミングに対してDXを提案し、止まらない設備、すぐ復旧できる設備構築のお手伝いをしたい。
新製品では、小型のシーケンサ「FX5S」やミドルレンジのロボット、クラウドを通じた設備のリモート診断サービス、電力の自動検針サービスなどを予定している。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/
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