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2022年は非常に良かった。グローバルでは2022年9月決算で過去最高の77.6億米ドルとなり、日本円で1兆円を超えた。日本でも2桁増と好調だった。
MES(製造実行システム)やOTのネットワークセキュリティの受注があり、自動車関連のEV向けでリニア搬送システムが売れた。EBR(電子バッチ記録管理)も、40年以上の実績が製薬会社で高く評価され受注に至った。パートナーにJSS(日本サポートシステム)などが加わり、デジタルマニュファクチャリングの提案を強化し、さらにパートナー構築を進めていく。
23年も前年と同様に、市場からも関心が高いMESに力を入れる。自動車、タイヤ、製薬、食品などそれぞれの業界向けテンプレートを揃えていて、これを使うことで要件定義を一から行うことが不要になり、ユーザーの負担を減らすことができる。コストを下げ、稼働開始までの期間も短縮でき、提案の大きな武器となる。
MESの機能性も完全に有するクラウドベースのスマート製造プラットフォーム「Plex」は、すでに米国で日系自動車メーカーの日系サプライヤーでの導入実績がある。手軽に低コストで導入して使えるクラウドの特長と、日系企業での採用実績を切り口に自動車関連を中心に提案を進めていく。
またEmulate3Dは、設備の3D CADデータとPLCの制御データを紐づけて、機械と制御をバーチャル空間で融合させて再現でき、なんちゃってシミュレータではなく、デジタルツインを実現するものとして評判が良い。特に自動倉庫のシミュレータとしても物流業界から好評で、その提案を含め、強化していく。
これらの提案の強化に向け、日本でMESのコンサルと実装ができるメンバーを10人以上増員した。ダイバーシティとして性別・国籍関係なく優秀な人材を採用し、実装時にはグローバルの他の拠点との協業も含めて彼らの活躍も期待している。
https://www.rockwellautomation.com/ja-jp.html
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