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2022年は、日本のインダストリー事業部の売上は25%増。上期は部材不足で苦しんだが、サプライチェーンが回復して生産も戻り、下期からは毎月、前年の売上記録を更新しながら好調に推移した。
業界では、半導体とバッテリ関連業界の売上が増加し、三品業界も包装機械や充填機向けなど順調だ。製品では、インバータやHMIが納期優位性によって他社製品からの切り替えが進んだ。特にHMIは生産回復がすさまじく、非常に好調だ。産業用PCも設計からキッティングまで日本で行い、さらにグローバルでサポートが可能なことの理解が広がり、納期優位性もあって好調に推移した。産業用スイッチなどネットワーク機器は前年の倍以上の売上となったが、ポテンシャル的にはもっと大幅な伸びを期待していたので、今年更に伸ばしたい。
営業組織を再編し、販売代理店をサポートする部門、リニア搬送システムなど専門的な知見が必要な案件に対応する技術営業部門、ソリューション営業部門という役割に応じたチームにした。ソリューション営業部門は新設となり、パートナーのシステムインテグレータ(SI)と協力してソリューション提案を進める。
また機器販売の販売代理店、ソフトウエアやネットワーク構築などソリューションに関わるSIとの関係強化、新たなパートナー開拓も強化している。特にSI向けには全国でワークショップを行い、一緒にソリューションを提案してくれる仲間集めを全国で行っている。
23年は、受注残もあることから売上は22年よりももっと伸ばせる見込み。製品も既存製品のラインアップ強化・拡充を予定している。もの売りからソリューションまで手掛けられるようにするのがここ数年の大きなテーマだが、その体制を更に明確にする。これまでの施策を継続し、ソフトウエア、サービス、サステナブルの3Sを軸にさらに深掘りしていく。
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