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2022年上期は納期遅延もなく好調に推移し、売上高は前年度比15%増となった。一方で下期は景気悪化に伴い国内のコンポ事業と海外事業が厳しいが、通期では売上は6%増、営業利益は増益となる見通しだ。
コロナ禍でいち早くDX営業に取り組み、オンラインセミナーは今期だけでこれまでに150回行い、のべ2000人のお客様に参加していただいた。情報発信の中心拠点となるソリューションサイト御堂筋を開設してから1年でSDGsやカーボンニュートラルといった新しい切り口のテーマ設定と中身のブラッシュアップ、パートナーとの共催の増加などセミナーコンテンツも進化しており、リアル営業を補完し、来期以降の種まきにもなっている。
23年は好材料が少なく厳しいが、成長余地が多く残る海外事業の拡大に向け、市場と顧客の情報をしっかり掴んで管理して資産化する「アカウントマネジメント」をさらに強化する。例えばEVやバッテリーは世界中で投資が行われ、当社でも最重要と考えている分野だが、現状は日本の案件は取れても、情報の少ない海外や日系ローカルは攻略が難しい。すでにDX営業はコンテンツやオンラインセミナーの多言語化は完了し、ロジスティクスも米国と欧州に加え、中国でも従来の上海に加え深に倉庫を増設して即納体制も盤石にしてある。現地ローカルでの本格的なビジネス拡大にはアカウントマネジメントがポイントになる。
また新規分野として、建設現場や社会インフラ、オフィスや小売業などFA分野以外の報知や見える化ニーズをカバーする「社会ソリューション」への取り組みを開始している。工場以外の施設や建設現場などの屋外に向けた製品開発を進めており、23年にはそれ専用に設計した新製品も発売する予定となっている。
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