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2022年12月期の売り上げは、グローバルで13億ユーロと過去最高を更新し、23年度の計画目標を1年早く達成した。日本も約25%増加し、過去最高を更新している。このところ受注残は少しずつ減り気味であるが、半導体、ロボット、搬送機械などの分野が好調であることから、来年も期待できる。
昨年は、ビルオートメーションとファシリティ分野でのソリューション提案を強化してきたが、ZEB認証に対応して、電力の見える化といったデータマネジメントへの取り組みが進む中で、当社のオートメーションコントローラをクラウドにつないで制御するといった使い方が増えている。
また、サーボモータやロボット用途向けに、プッシュイン型レバー式コネクタの販売も伸びている。ねじを使っていないため、工具無しで配線作業ができることが評価されているようだ。
さらに、ワンタッチコネクタの各シリーズも、工具不要で簡単に配線作業ができることから、人手不足気味の電気配線工事を省力化できるとして、電材店やホームセンターなどで販売が伸びている。電材店やホームセンタールートでも売れる商品を有していることは、当社にとっての強みのひとつだ。
コロナによって増えているリモート営業体制は、営業がどこにいても対応できるという良さがある。今年はさらに、ビル、半導体、鉄道といった業界別の専任営業を増やす方針だ。これによってお客様の状況が見えるようになり、対応が迅速に行える。営業社員も10人ぐらい採用したい。
売り上げ拡大とともに物流も増加し、兵庫のサービスセンターも狭くなってきており、拡張に向けて今後検討していく。
23年は正念場の年と捉え、慎重な取り組みをしながら24年のための仕込みを進め、方向性を間違えないようにしていきたい。
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