【FAトップインタビュー2023】ヒルシャー・ジャパン 伊藤 和仁 代表取締役『産業用通信のエキスパート』


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2022年は受注・売上ともに順調。オフィスも移転し、人員増強と共に成長に向かっている。

 ドイツ本社と協力し、次のステップへの仕組みづくりを進め、新しいコーポレートデザインを策定した。「empowering communication」をスローガンに、産業用通信ソリューションのエキスパートとして専門知識・ノウハウ、実践的な応用技能(Expertise)と、新たなアイデアを実現し、成功へと突き動かす原動力(Drive)を備え、お客様やパートナーと協業しながら、市場における不可欠な推進力として、産業用通信分野とその未来にインスピレーション(Inspiration)を提供し、人と人、人と機械、機械と機械のコミュニケーションの最大化を目指す。

 お客様には産業用通信の専門企業として頼ってもらえているが、OEMや組み込み製品が多く、広く周知させることが難しい。その困難を解消するため、展示会やイベントへの参加、YouTubeでの動画配信など情報発信を強化し、マーケティング活動を通して認知度向上に取り組んでいる。新しいコーポレートデザインに合わせ、23年初頭にWEBサイトもリニューアルする。

 2023年は「netX 90」と「netMotion」、「M.2」など既存のインターフェース技術の提案を強化する。netX 90は超小型の産業用マルチプロトコル通信コントローラSoCで、netMotionはnetX 90にモーション技術を組み込んだもので、モーションコントロールとリアルタイム通信をワンチップで実現している。「M.2」はマルチプロトコルPCカードで、シーメンスの小型産業用PC「SIMATIC IPC」にも採用されている。産業用ネットワークの市場規模は年々拡大しており、これらの製品の認知度を高め、市場を開拓していく。

https://www.hilscher.com/ja/


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