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丸紅グループに入って1年半が経過した。決算期を丸紅に合わせたため、2022年3月期は15カ月の変則決算となったが、売上高は60億円弱になった。23年3月期は、当初計画を超える50億円を上回る売り上げになると見ている。
主力取り扱い製品であるストーブリのコネクタは、ECS(電気)とFCS(流体・気体)の2系統で品揃えしているが、半導体、自動車、工作機械などの各種産業機械向けを中心に売り上げが堅調に拡大している。丸紅グループの丸紅エレネクストと連携したクロスセールスも展開し、両社の扱い製品を相互のお客様に紹介する活動も進めている。
また、もう一つの注力製品であるアイコテックのケーブルエントリーシステムは、省スペースでモジュール式のため組み替えが簡単であり、EMC対策やIP規格67・68に対応した保護構造を有するのが大きな特徴だ。昨年のJIMTOFでは、シュレーゲルの操作用スイッチとともに展示しアピールしたが、大変評判がよかった。展示会では、関西で初めて開催された鉄道技術展・大阪に出展したが、関西の私鉄関係からの関心が非常に高く、今後に手応えを感じている。
24年3月期は54億円の売り上げを計画している。コネクタ、制御部品に加え、スリップリングの拡販にも注力したい。スリップリングは、高速回転用、耐環境用、高電流用など用途に応じた種類が増えており、提案がさらにしやすくなっている。コネクタもソリューション提案活動を増やすことで、新しい用途、新しいお客様を開拓していきたい。
今年は展示会の出展を精査していく方針で、これまでより出展回数を減らす。一方でFOOMA JAPAN(食品製造総合展)など、今まで出展したことのない展示会に出展し、新たなお客様開拓につなげていく計画だ。さらに、昨年同様2台のキャラバンカーもフル活用して、きめ細かな顧客開拓にも取り組む。
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