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2022年度3月期の売り上げは、前年度比110%の見通しである。選択と集中でメリハリをつけた営業活動をすることによって、狙ったユーザーから的確に受注が取れたことが奏功した。受注残が積み増されており、23年度まで影響は続く見込みである。21年度から続く原材料の高騰、部品の入手困難、輸送費の高騰など困難な状況は継続しているが、組織を変更したことによって社内に一体感が生まれたことや、国内での一貫生産によって納期遅延などといった影響を最小限に食い止めることができた。これもひとえに社員一人一人がそれぞれにできることをやり切ったおかげであると考えている。
12年の発売当時では世界初の技術である、表面実装に対応した照光式押しボタンスイッチのシリーズが発売開始から10周年を迎えた。放送局向けのスイッチャー卓、舞台やイベントの音響卓、医療機器や通信指令卓など幅広いお客様からの支持を得て、当社調べで現在も国内の販売実績ではナンバーワンの製品である。さらなるご要望に応えるべく、市場の開拓とブラッシュアップなどの開発を引き続き行っていきたい。
22年4月にLL形表示灯のバリエーションアップであるLLC形照明灯を発売開始した。様々な装置の内部照明だけでなく、多彩な照光色によって公共の設備にも採用されており新規業界へ進出する足掛かりとなっているので今後の広がりが楽しみな製品となっている。
23年はなかなか見通しがつきにくい状況だが、試験機・生産設備の増設や入替、開発環境の充実などを実施し、前年度に引き続き品質の強化を行っていく。また、採用活動と人材育成にも継続して注力していく。特に人材育成についてはここ数年力を入れているが、効果が明らかに出てきている。
今年も引き続きスイッチ専業メーカーとしてお客様から選ばれ続ける会社を目指していく。
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