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2022年度のは前年比10%台の増収で推移している。投資意欲の高い半導体製造装置関連、ロボットやEV関連が好調だ。特にEV関連は急速充電器の製造工程で使う測定器や試験装置向けの受注があった。
2022年は「ステージアップ」をテーマに、全社員が1年前の自分からステージアップすることを目標に取り組んだ。その根幹をなすものとして人事・給与制度に手を入れ、頑張った人が報われる仕組みを整えた。成長した分はきちんと報酬を出す仕組みを整え、社員も会社と一緒に物心両面で豊かになっていけるようにしたい。設計部門では特許や意匠取得の目標を実現した技術者に規程に応じた報奨を出し、成果に対して目に見える形で報いる体制も整えた。また昇格に試験制度を取り入れ、本当に意欲と実力がある人が上がっていける仕組みにし、組織強化につなげていく。
人材採用でも新しいチャレンジが成果につながった。インターンシップ参加者から1名入社し、来春は2名入社が決まり、良い出会いの機会となった。通常の採用活動でも、書類選考と1次面接を若手社員にまかせたところ、一緒共に働きたいと思う良い人材を選んで挙げてくるようになり、採用活動の効率化と精度向上、若手社員の刺激と経験にもなった。
また国際認証機関のTUV(テュフ ズードジャパン)から内部監査の取り組みを高く評価され、同機関のホームページにも掲載された。社員の60%が内部監査の社内資格を持ち、若手とベテランがチームとなって定期的に内部監査を行っている。厳しい監査体制が品質管理体制の維持をはじめ、他部署の業務理解や若手育成にもつながっている。
2023年は、市場環境は厳しい見込みだが、お客様を1社ずつ見ていけば景気が良いところが必ずあり、フォローして提案すれば受注確度は上がる。厳しいからこそお客様への密着が大事であり、それを強化していく。
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