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2022年は、売り上げが過去最高を更新した。在庫戦略が功を奏し、納期メリットで競合からの切り替えも多く、メーカーシェアを大きく伸ばすことができた。管理面での作業量が大きく増えたが、業務効率化など社員の創意工夫とDXを進めたことで残業もさほど増やすことなく乗り切ることができた。
機器のIPアドレス設定などの煩雑な作業を代行し、お客さまのIT化を親身にサポートする「機器設定サービス」でコト売りのソリューションを受注することができたことも成果として大きい。ネットワークに詳しくなかったり、情報システム部門が整っていない現場向けに、いつでも気軽に相談できる相手として高く評価してもらえた。
製品では、産業用カメラが好調で、ネットワーク上のデバイスを管理し見える化するソフトウェアも順調だった。シリアルケーブルやシリアル/Ethernet変換器など、いわゆる「レガシー」と言われるシリアル接続関連の製品もよく動いた。ネットワークのトレンドが無線であると言っても、実際には確実性と信頼性、安定性に実績がある有線のニーズは根強い。ケーブルやコネクタなど有線部材の提案を強化している。
2023年は、新たな人材を採用して営業・技術面も充実しており、さらなる組織強化とコト売りを強化して前年アップを目指す。そのためにはお客さまのニーズ、求めているものをダイレクトに聞かせてもらえるかがポイントになり、普段の営業活動やWEB、展示会などでその機会を増やしていきたい。
また、社員を含めた関係者のおかげもあり、産業のIT化と組織強化の取り組みが評価され、日刊工業新聞社「第40回優秀経営者顕彰」の女性経営者賞を受賞できた。こうした表彰や外部からの評価は、中小企業で働く社員にとっては自信と安心につながり、とても良い刺激になった。
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