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2023年3月期の売り上げは、目標通りの前年度比10%増は達成しそうだ。受注が以前より異常なほど膨らんでおり、納品が遅れお客さまに大変ご迷惑をおかけしている。当社も生産能力を上げているが、スイッチやテープなどの主力部品が入手しづらいのも納期遅れにつながっている要因だ。
22年1月から、素材価格の高騰や物流費の上昇などに対応して価格を改定したが、ほとんどのお客さまにご理解いただき感謝している。
医療機械用途向けを中心に開発したフットスイッチ「GSシリーズ」の引き合いが好調で、ロングセラー商品に育ちつつあり、売り上げに大きく貢献している。GSシリーズは、フットスイッチでは初のグッドデザイン受賞製品で、用途に応じて基本ユニットを連結や増設できるのが特徴。採用した方からの評価がいろいろな形で伝わり、医療機械の設計段階から採用してくれることが増えており、さらに当社製品への長年の信頼感も拡販につながっている。
また、物流分野の設備投資拡大から、AGV(無人搬送車)向けのバンパースイッチやマットスイッチの売り上げも伸びている。同種の製品を手掛ける会社が最近少なくなり購入しにくくなっていることも、当社製品の受注増になっている。
23年も材料費の値上がりなどはまだ続くと思うが、仕入や生産などを一貫して効率よくしながら臨機応変に対応し、最終的には売り上げを10%ぐらい伸ばしたい。
今年は時代の変化に合わせて、デジタル技術を活用した全社のシステム見直しを進める。営業もリモートをメインに対面と併用して行っているが、さらに管理システムを強化し効率的な体制にしていきたい。
企業として環境への対応も重要になっている。従来からの取り組みを基本にしながら、どの業種のお客さまの要望にも応えられるよう実施していく。
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