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2022年12月期の売り上げは、前年度比10%増加するが、営業利益は計画に満たない。その大きな要因は円安だ。ソフトウェアの販売が主の当社は、売買上での為替の影響はないが、技術開発センターのあるインドでの人件費負担が大きく増えている。これが期初の予想と大きく違った。
23年は、RPA(ソフトロボット)メーカーとしての取り組みをさらに強める。図面管理システム「alfaDOCK」を使って、レガシー資産であるCAD/CAM/図面管理をブラウザで収集して自動的に情報整理し、活用できる提案を行う。2月からRPAメーカーとしてキックオフし、販売チャネルを整備していく計画だ。
また、昨年協業した中国のレーザー加工機メーカー、HSG社と連携し、CAM事業を開始する。板金加工のレガシーデータを活かせる「BupNet」をリリースすることで、板金加工市場の裾野拡大と海外市場開拓につなげていく。
さらに、板金向け3DCAD「alfaCAD」で3次元化した現場の自動化プロジェクトの開始も予定している。23年7月に開催の「MF-TOKYO」の会場で発表し、デモ展示を行う。
日本は製造現場の自動化は進んでいるが、設計部門や事務部門の自動化には手がついていない。RPAはこの部分の自動化を進めるものである。これを促進するために、昨年7月「日本橋RPAスタジオ」を東京に開設した。経営者や実務者向けの定期セミナーや個別セミナーを開催している。
板金加工市場は非常に大きいが、この市場実態をわかっているようでわかっていない人が多い。そこで「板金友の会」を組織化し、勉強会の開催や情報交換のできる場をつくる。以前から構想を進めていたが、コロナによる行動規制の制約も無くなってきたことから活動を開始し、板金加工市場の活性化に貢献したい。
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