
日本ゼオンは、子会社である Zeon Chemicals L.P.のテキサス工場(米国テキサス州)で、水素化ニトリルゴム(製品名Zetpol)の生産能力増強を決定した。
Zetpolは、耐油性の高いニトリルゴムを水素化することにより耐熱性を高めた特殊ゴムで、高岡工場(富山県高岡市)と Zeon Chemicals テキサス工場の2拠点で製造している。テキサス工場で2020年に、高岡工場では2022年にそれぞれ生産能力増強を実施し、供給体制を強化してきた。
Zetpolは高耐熱、高強度が求められる産業領域で需要が拡大し、フッ素ゴムの代替用途など安定した需要増が見込まれている。また、水素化ニトリルゴムを主成分とするリチウムイオン電池(LIB)用正極バインダーもEV向けで国内外の需要が高まっている。今回の生産能力増強によりグループ全体の水素化ニトリルゴムの年間生産能力は約25%増加する見込み。
本年11月に着工、2025年1月の生産開始を目指す。