関西ペイントグループは、粉体塗料事業の強化に向け連結子会社である久保孝ペイントによる100%出資の粉体塗料製造新会社「KANSAIパウダーコーティングス」を設立し、同社の粉体塗料工場を兵庫県赤穂市の同グループ敷地内に建設する。
粉体塗料は、有機溶剤や水などを用いないパウダー状の塗料で、塗装時に有機溶剤を使用しないため地球環境に優しく、塗装時に被塗物に付着しなかった塗料は回収・再利用でき、地球環境に優しい塗料とされている。また熟練工に頼ることなく塗装を自動化しやすく、省人化などの課題解決に繋がるものとしても注目されている。建築資材をはじめスチール家具や家電製品、自動車部品、建機、農機などに使われており、さらなる拡大が見込まれている。
新工場は、延床面積は1万0000平方メートル。2023年10月に第一期を着工し、稼働開始は2025年1月を予定。2026年4月に第二期を着工予定で、稼働開始は2027年4月を予定している。
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