キヤノン、高速搬送物測定に適した非接触測長計発売 生産ラインで搬送物の移動量・速度を計測

キヤノンは、生産ラインでの材料などの搬送物の移動量や速度を高精度に測定する計測機器として、新光学系の採用で±10m/秒まで測定可能な非接触測長計「PD-710」を発売した。
 新レンズ採用や新光学系に対応したアルゴリズム開発で、従来機種と比べて2.5倍の速度となる±10m/秒で動く対象物の速度測定を実現。プレスラインでの鋼板などの搬送に加え、高速で搬送されるトイレットペーパーなどの測定や、EV用モータのモーターコア製造で必要とされる超高速プレスラインの送り量の測定も可能。
 非接触なので測定時の搬送物への傷や汚れを防ぎ、測定誤差の原因となる装置内での滑りや摩耗が発生せず、正確な測定が可能。また測定対象物を厚みの異なるものに入れ替えた際のダウンタイムも少なくメンテナンスも容易になる。
 製品サイズやインターフェースは従来機種から引き継ぎ、これまで使用していたケーブルやPLCなどのシステム全体を活用できる。

https://canon.jp/corporate/newsrelease/2022/2022-12/pr-pd-710

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