【FAトップインタビュー2023】鳥居電業 齊藤 修 代表取締役社長『GX対応で新市場を創出 』


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2023年3月期の売り上げは、前年度比111%ぐらいになりそうだ。半導体をはじめ、一般産業機械向け部品も入手しづらい中で、代替製品の提案などで売り上げを確保している。しかし受注残は依然、20年度比で3・5倍、21年度比でも1・5倍あり多い。

 23年度は受注残もあることから、前年度比110%の売り上げ計画を考えている。お客様のお困りごと解決の代替製品提案などで新しく口座を拓けたお客様を固定客にできるようにしていく。GX(グリーントランスフォーメーション)化の流れの中で、CO(二酸化炭素)への関心が高まっているが、省エネルギー化やエネルギー監視などでCO排出量を減らす取り組みが進む一方で、COを有効活用していく取り組みも注目されている。すでにエネルギー関連のお客様からCOを活用して役立てていく商談をいただいており、今後の展開に期待している。また、CO排出量を減らすために小規模プラントでのSCADAの採用や、機械の見える化やIoT化に対応するライトSCADA・HMIソフトなどの拡販も、協力会社とも連携して継続して取り組んでいく。

 新しい商材として、テックマンの協働ロボットとサンゴバンの樹脂商材の販売を22年4月から開始している。協働ロボットはカメラを内蔵でティーチングしやすいことから、お客様が容易に導入できるのが大きな特徴だ。専任担当者を配置し、ロボット導入補助金なども提案しながら、研究開発や組み立てなどの用途で期待している。

 新たな営業拠点として昨年10月、山形県鶴岡市に庄内営業所を開設した。これから市場開拓が見込める地域であることから立地した。さらに4月からは、子会社の高砂オートメーションの営業権を当社に譲受し、名古屋と四日市に営業所を置いて活動を始める。当社のブランドを活かしながら、拡販と人材採用を進めたい。

https://www.tois.co.jp/


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