主要FAメーカー53社トップインタビュー掲載
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2023年4月期の売り上げは前年度よかった反動もあり、前年度比95%ぐらいになりそうだ。受注は昨年夏ごろまでは右肩上がりで推移していたが、それ以降は少し減少気味である。それでも受注残が5カ月分ぐらいあり、2年先ぐらいまでの注文も来ている。半導体製造の検査機器向けの売り上げが好調に推移している一方で、大きな仕入先メーカーの製品生産中止などにより、販売機会を失う影響も受けている。
今年の前半は、半導体製造装置や工作機械の需要が停滞すると見ているが、後半の回復に期待している。今年は営業力の強化と新しい商材の開拓に注力する。品不足が継続するなかで代替製品を探すための手数が増えている一方で、新しいお客様と取引できるきっかけにもなり、売り上げを拡大する大きなチャンスにつながっている。さらに新たな商材の開拓に向けて、電気関係の川上にあたるサーボモータなどメカ関係製品の扱いも増やしていく必要性を感じており、協力会社とも連携を進めていきたい。
当社は仕入先メーカーと販売先とのコーディネーターとして、メーカーの製品を販売先にタイムリーに提供する、また販売先が求めている技術や製品ニーズを収集し、メーカーにフィードバックすることが大きな役割であり、両者から頼りにされる存在になる必要がある。そのためには社員が常にスキルアップしていくことが重要だ。
21年から人材育成プロジェクトを立ち上げ、社内変革を本格的に進めており、今年も引き続き取り組む。外部アドバイザーを通じてリーダーの成長を図るとともに、全社員が会社の理念に共鳴し活かしていくことで、一人一人が生き生きと豊かに活躍できるようにしていく。
コロナ禍もありここ数年展示会の出展を控えてきたが、今後は出展を検討していく方針だ。取引先の集まりである中央会も、今年秋ごろに講演会の開催を考えている。
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