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2022年12月期の業績は、売り上げ利益共に増加し、2桁アップを達成できた。ロシアとウクライナの戦争や、中国のコロナ政策などの国際情勢に影響され、依然、製品の品不足が続いているが、仕入れ先メーカーも素材や部品の入手が出来ずに生産できないで困っている状態の中では、辛抱して待つしかない。
23年も売り上げの2桁増を目指すが、取り巻く環境は警戒が必要だと見ている。受注減少傾向にある中で在庫が膨らんでいる状況下だけにリスクが大きくなるが、動きが激しくなる時は逆にチャンスでもあると思う。全社員がもう一度原点に帰って、結果を恐れずに高い目標を設定してチャレンジすることが重要だ。
20年に営業から物流機能を分離したことで本来の販売活動に専念できるようになったが、個々の社員が工夫しながら広範な領域でフレキシブルに取り組んでおり、業績拡大にも繋がっている。
今年は、精密加工分野やセキュリティ分野への取り組みを進める。そのひとつとして、昨年11月に鹿児島の切削加工会社に資本参加した。精密な切削は機械での加工だけでなく、人の巧みな技も求められる分野で、今後市場拡大が見込める。鹿児島には基板実装を行う工場があり、この工場と連携し、仕事や人を融通した動きをすることで効率的な展開が可能になってくる。また、鹿児島では自動車の電装品周りを手掛ける会社とも連携を進めており、将来の自動運転などと関連した需要開拓につながることを期待している。
かねてから検討を進めてきた社内のコンピュータ基幹システムの入れ替えが今年完了する予定だ。従来から使っている当社独自のシステムのノウハウを生かしながら、最新のパッケージソフトを融合させてさらに使いやすくなる。大きな投資金額であるが、今後の展開を考えるとあらゆる面でプラス効果が生まれ、次の飛躍につながってくると思う。
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