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2022年12月期の売り上げは、前年度大きく貢献した学校のGIGAスクール構想の推進に向けた高速大容量通信ネットワーク工事に伴う特需が無かった反動で、売り上げが約30%減少した。しかし、半導体の製造投資に伴う産業用Ethernetケーブルの加工・販売が堅調に拡大し、この売り上げが3年間で5倍に成長している。部材も先行した手配により順調に入荷しているが、当社の生産能力が追いついていないのが実状だ。
23年12月期の売り上げは前年度比10%アップを考えている。産業用Ethernetケーブル関係は、全体売り上げの3分の1を占めるまで高まっており、引き続き今年も半導体製造関連で期待している。ネットワーク工事関係は、GIGAスクールの案件はないものの依然安定した仕事の継続が見込める。OA関係は、IoTの一翼を担う工場ネットワーク化による検査システムの見える化などへの対応や、水中ドローンに関連した引き合いも来ている。今年もこのメーカー的な取り組みの3つを売り上げの柱として取り組み、これにいままでの商社としての売り上げをプラスしていきたい。
このところの樹脂類などの原材料価格の高騰に対して、昨年は何回かに分けて価格改定を行い製品への転嫁を進めたが今年も浸透に取り組む。
当社のタイ現地法人は、日系企業を中心に日本製部材を販売しているが、日本製の品質への信頼性に加え、円安効果もあり、売り上げ、利益とも好調だ。
別会社のネットシステムは、大洋電機の販売部門的な活動を昨年から強めている。大手のネット販売会社と棲み分けを図るために、主力の扱い製品を光ファイバー、産業用Ethernetケーブル、ロボットケーブルといったIoTに関連した部材に絞り込み、当社の特徴である設置工事も含めたエンジニアリング業務と一体となった提供を行うことで優位性を発揮している。
https://www.taiyo-electric.co.jp/
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