横河ソリューションサービスとNTTコミュニケーションズは、プラントの運転をAIで支援する「AIプラント運転支援ソリューション」の新機能として、運転員の操作を学習したAIを用いてプラントの自動運転を実現する「オートパイロット」を提供開始した。
新機能は、プラントの各種センサーから取得した温度や圧力などのデータと運転員の過去の操作履歴から模倣学習で運転員の操作を学び、AIがプラントの自動運転を行うもの。手動運転を削減し、大幅な効率化が可能となり、運転員の確保や技術伝承などの課題を解決する。AIの動作保証範囲から外れたことを検知すると、運転員に即時通達し、手動運転に切り替えることもでき、その後は運転員の判断のもとオートパイロットに戻すことも可能。現場に誓う状況の操作り歴を蓄積したデータから抽出して高頻度に自動学習することで生産量や設備の経年劣化など状況に応じた最適な自動運転が実現可能になる。
すでにJNC石油化学市原製造所(千葉県市原市)に先行導入して自動運転に成功済み。従来技術では制御が難しかった工程の自動運転を可能にし、自動運転時は運転員操作時に比べて33%目標達成度が高く、19%ばらつきが小さくなるなど、手動操作を超える精度を確認済みとなっている。
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