オプテックス・エフエーが毎年開催している「現場川柳」の第9回の受賞作品が決定した。大賞は「我が工場 利休に負けぬ 詫びと錆び」(作:いっちゃん さん)が受賞し、そのほか優秀賞、見ル野賞など各賞が発表された。
「現場川柳」とは?
「現場川柳」は、産業用センサメーカーのオプテックス・エフエーによる川柳コンテスト。10月3日が「センサの日」として日本記念日協会から認定を受けて定められたことを受け、それを記念するイベントとして毎年行われている。
ものづくりに関わる製造・開発設計・物流・営業などのあらゆる“現場”にまつわる川柳を募集し、同社の社内選考委員と、特別選考委員の元エンジニア漫画家の見ル野栄司(みるの えいじ)氏によって入賞作品が選ばれる仕組みとなっている。
これまでに8回行われ、第9回となる今回も、原材料価格の高騰や半導体・部材不足、長引くコロナ禍などを苦境のなかで奮闘する国内製造業に向けて活力と笑顔を届けたいとの思いから開催された。2022年10月から12月の応募期間の間に、全9840作品の応募があった。
第9回の受賞作品
第9回の受賞作品のうち、最高賞となる大賞は、
町工場の悲哀を巧みに表現した「我が工場 利休に負けぬ 詫びと錆び」(いっちゃんさん)が受賞。
事務局は「町工場は「詫び」と「錆び」でできている。思わず上手い!と言わせる一句」とした。
優秀賞の3作品は「検品の 目利きがすぎて 彼氏なし」(モコさん)、
「いい現場 だけ切り抜いた 社のパンフ」(うし坊さん)、
「その部品 貴重らしいで 知らんけど」(ちゅんすけさん)、
審査員特別賞となる見ル野賞には「ジムに来て ガン見マシンの 溶接痕」(シカクマニアさん)が選ばれた。
このほか入賞には、「センサには 負けじと我が目の VAR」(すやすやさん)、
「部品来ず 加工のスキル 爆上がり」(りんぐまさん)、
「大寒波 ラジオ体操 早回し)」(はんしんいちさん)、
「第二波で 入った新人 五波で辞め」(とらのんさん)など時事に絡めた作品や、
「色恋が 絡むと変わる シフト表」(具蔵さん)、
「見た目では 判断できぬ 部下上司」(セイアンさん)
「サスペンス 凶器が工具で 観るのやめ」(くもがくれ才ぞうさん)
「あの職人 1ミクロンも 笑わない」(だいちゃんZ!さん)
「責任の パス回しなら 技術有り」(ぎょしゅうさん)
「その死角 俺の秘密の サボり場所」(海丸さん)
など現場あるあるでクスッと笑ってしまうような作品、など10作品が選ばれた。
■「現場川柳」ホームページ
https://www.optex-fa.jp/senryu/
大賞(1作品)
「我が工場 利休に負けぬ 詫びと錆び」(いっちゃんさん)
優秀賞(3作品)
「検品の 目利きがすぎて 彼氏なし」(モコさん)
「いい現場 だけ切り抜いた 社のパンフ」(うし坊さん)
「その部品 貴重らしいで 知らんけど」(ちゅんすけさん)
見ル野賞(1作品)
「ジムに来て ガン見マシンの 溶接痕」(シカクマニアさん)
入賞(10作品)
「センサには 負けじと我が目の VAR」(すやすやさん)
「部品来ず 加工のスキル 爆上がり」(りんぐまさん)
「大寒波 ラジオ体操 早回し)(はんしんいちさん)
「第二波で 入った新人 五波で辞め」(とらのんさん)
「色恋が 絡むと変わる シフト表」(具蔵さん)
「見た目では 判断できぬ 部下上司」(セイアンさん)
「サスペンス 凶器が工具で 観るのやめ」(くもがくれ才ぞうさん)
「あの職人 1ミクロンも 笑わない」(だいちゃんZ!さん)
「責任の パス回しなら 技術有り」(ぎょしゅうさん)
「その死角 俺の秘密の サボり場所」(海丸さん)