日本電気制御機器工業会(NECA)主導で進め、IECに提案してきた磁気センシングデバイスの規格化が、2月15日付でIEC規格「IEC 62246-4:2023 Ed.1(規格名称 Reed switches – Part 4: Application in conjunction with magnetic actuator used for
magnetic sensing devices)」として発行された。
ここでいう磁気センシングデバイスとは、リードスイッチ(ガラス管中に 2 本のリード接点を不活性ガスとともに封入した接点素子)を用い、永久磁石ユニットでリードスイッチを駆動させて接点開閉を行うデバイスのこと。セパレート形、ベーン形、メモリー形、プランジャー形、フロート形磁気センサーが含まれる。永久磁石で駆動するため駆動用電源がいらず、ガラス封入接点のため耐環境性に強い等の特徴がある。
規格化は、NECAが事務局を務めるIEC/TC94 国内委員会が中心となり、日本からIEC(国際電気標準会議)に提案し、日本がプロジェクトリーダーとして 審議を進めてきたもの。規格の制定により、磁気センシングデバイスの品質が確保され、より分かりやすく、使いやすさが向上することになる。
NECA主導の磁気センシングデバイス規格 IEC規格「IEC 62246-4:2023 Ed.1」として発行
- 2023年3月10日
- FA業界・企業トピックス
- 2023年3月8日号, NECA, 日本電気制御機器工業会, 磁気センシングデバイス
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