

安川電機は、自動車生産ラインの塗装ブース内で、搬送コンベヤに追従しながら塗装ロボットと協調して自動車ボディーのドア開閉を行う塗装用途オープナーロボット「MOTOMAN-MPO10L(可搬質量10kg、最大リーチ2550mm)」を発売した。
自動車ボディーの塗装時にはドア、エンジンフード、テールゲートを開閉して外側と内側を均一に塗装する必要があるが、従来の自動化設備は、ドアの開閉動作は塗装用ガンとドアを開閉するハンドの両方を装備した塗装ロボット、または走行装置に搭載されたドア開閉ロボットで対応していた。前者は工程とシステムが複雑化し、後者は走行装置が必要で設置・運用コストがかかっていた。
それに対し同製品は、搬送コンベヤに追従しながらドアの開閉や保持動作ができ、塗装ロボットは塗装作業に専念して余力を持った生産タクトを実現可能。床面近くで動作することで塗装ロボットの作業範囲や自動車ボデーとの干渉を回避し、さらなる生産タクトの効率化が可能。また走行装置のシステムで求められる追従距離と同等の距離を確保できるため、同製品を導入することで走行装置が不要になり、導入・稼働・メンテナンスでコスト削減になることに加え、新規設備ではブース幅を短縮でき、空調エネルギーの削減が可能となり、カーボンニュートラルにも貢献する。