アイリスオーヤマは、静岡県裾野市須山の新富士裾野工業団地内の土地と建物を取得し、飲料水の生産・物流拠点となる「富士裾野工場」を新設する。稼働開始は6月を予定している。
同社は、2021年2月に富士小山工場(静岡県駿東郡小山町)の一部を改修して飲料水事業に本格参入。
今回新設する富士裾野工場では、天然水と強炭酸水の生産設備を導入し順次生産を開始する。また平置きの物流倉庫も新設し、物流・保管能力を強化し、災害時でも飲料水などの物資を円滑に提供できる体制を構築する。生産能力は1時間あたり天然水1500ケース、炭酸水1300ケース。生産ラインでは、ペットボトル内製化と全行程自動化による省人化を図っている。これにより富士小山工場の生産分も合わせて、前年比約2.5倍の供給体制を実現し、飲料水事業の一層の拡大を目指す。
総投資額は300億円。敷地面積6万0759平方メートル。