ECADソリューションズは、電気設計専用CADソフトウエア「ECADシリーズ」の最新バージョンとなる「ECAD DCX2023」を発売した。
「ECADシリーズ」は、40年以上の歴史がある電気設計CADで、累計導入実績は2万8000ライセンスを超える。
最新の2023バージョンでは、制御盤・受配電盤の設計に加え、製造工程まで劇的な効率化を実現する機能を標準搭載した。
電気設計の効率化を実現する機能として、日東工業によるキャビネット穴加工図面作成Webシステム「キャビスタ」との連携機能を標準搭載。ECADで作成した穴加工図をそのまま「キャビスタ」にアップロードし、簡単に穴加工済みのキャビネットが手配可能となった。
また、部品点数200万点超が登録されている、クラウド型部品カタログデータベース「ECAD Library」の検索機能を標準搭載(ECAD DCXのみ)。図面作成中に部品情報を検索し、そのまま図面内で利用できるようになった。部材不足で代替品を検索する際にも「ECAD Library」の検索結果から部品の詳細スペックを確認でき、代替部品がより簡単に利用できる。
最新のDXF/DWGファイル(AutoCAD 2023)のバージョンにも対応済みのほか、回路図上の複数要素を単一のユニット部品として定義することでBOM管理が容易になり、回路と部品の回路群もパターンとして登録して流用も簡単になっている。短絡に対する警告メッセージ表示など生産性を向上させる機能も搭載している。