日本惣菜協会は、ユーザーである小売り・惣菜製造メーカー15社とロボティクス関連企業16社と協力し、中食産業におけるお惣菜や弁当の盛り付けや蓋閉め業務を人に代わって行うロボットシステムを開発した。
この取り組みは、人手不足が課題となっている製造現場等へロボットを導入しやすくする環境を構築する「ロボットフレンドリー(ロボフレ)」の一環として、多様な食材に対応したトレー供給一体型惣菜盛り付けロボットシステム、0.6m×0.6mの設置面積に小型化した省スペース型惣菜盛付ロボットシステム、最大1200個/時間の高速弁当盛付ロボットシステム、蓋閉め作業の自動化の超高速蓋閉ロボットシステム、ベルトコンベアから番重に移載する作業を自動化する製品移載ロボットシステムの5種類を開発した。
またロボフレ環境構築に向けた取り組みとして、セイコーエプソンによる惣菜製造に最適化したロボット開発、デジタルツインによる生産性向上のほか、デジタルツインを使った惣菜製造工程の最適化シミュレーションの実施、量子コンピューターによるロボット・人混在のシフト計算、ロボットシステム・アズ・ア・サービスの立ち上げ検討、容器・番重のロボフレ化などを開発した。
https://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/wp-content/uploads/2023/03/PR20230322.pdf