キヤノンは、ロボットアームなどに搭載することで荷重や回転させる力の大きさ・方向を測定でき、人の手のような感覚を付与できる力覚センサ「FH-300-20」を4月中旬から発売する。
人手不足への解決策としてロボットに期待する向きは強いが、精密作業や複雑な作業はいまも人手に頼っているのが現状。
それに対し同製品は、光学式エンコーダでロボットアームにかかる力を数値化し、力の制御を可能にする力覚センサ。ひずみゲージ、静電容量式センサ、圧電素子など既存の力覚センサとは方式が異なり、光学式エンコーダを基板上に複数配置する検出方式により、厚さ20mm、重さ250グラムの薄型軽量化を実現した。デジタル方式なので低ノイズで、微妙な動きも検出可能。独自アルゴリズムで300マイクロ秒の速さで瞬時に応答でき、高速な制御にも対応。IP65の防塵防滴性能を持ち、さまざまな環境で使用可能となっている。
https://canon.jp/corporate/newsrelease/2023/2023-03/pr-fh-300-20