
エプソンは、一般社団法人日本惣菜協会が進める中食産業におけるロボットを活用した自動化環境の構築事業について、31社からなる企業チームの一員として事業に参画し、惣菜製造に最適化した「惣菜製造ロボット」の実用化に成功した。
エプソンが開発したのは、スカラロボット「T3-B」を食品仕様に改良し、取り扱いが容易で、廉価な惣菜製造ロボット。ボールねじとベアリングを食品グリス対応としたほか、ボールねじへのじゃばら装着、番重の深さに対応するためのボールねじ部分の延長などの特別対応を行った。スカラロボット「LS10-B」を使った前年度のモデルに比べてコスト約30%低減、設置面積約70%低減を実現した。
またラインアップ強化に向け、天吊モデル「RS4」の惣菜製造向け対応も実施した。