
東洋インキSCホールディングスは、北米におけるリチウムイオン電池正極材用導電カーボンナノチューブ(CNT)分散体を生産する拠点としてライオケム・イー・マテリアルズをケンタッキー州に設立した。
東洋インキグループのリチウムイオン電池正極材用導電CNT分散体は、SKオンに採用され、米国ではライオケム社から製品を供給している。このほど北米エリアでの急激な需要増加にともなって生産能力が不足することから、2023年1月にリチウムイオン電池関連材料事業のパートナーである稲畑産業と共同で、北米における第2拠点としてライオケム・イー・マテリアルズ合同会社を設立した。
2025年に量産を開始する予定で、段階的に生産能力を引き上げて現行の4倍まで拡大する計画。