愛知製鋼は、2030年ビジョンに基づく成長戦略として、2026年度までにステンレス鋼材の供給能力を2019年度比で4割増強(9万トン/年体制)し、水素社会の実現やインフラの刷新、長寿命化に向けた需要拡大に対応することを目指しており、その第1ステップとして約10億円を投じて、ステンレス鋼用電気炉「50トン溶解炉(1号電気炉)」の炉殻および制御システムを更新し、電気炉の刷新を行った。これにより電気炉刷新による操業の安定化
と炉容積拡大による原材料配合比率の最適化、リサイクル性の向上に加え、つくりの可視化・最適化によるスマートファクトリーの実現(DX)に向けたIoT基盤の構築とそれによる品質向上、エネルギーロス低減、原材料の歩留向上、自動化による作業負荷軽減を目指す。また電気炉制御システムの更新で溶解効率向上によるCO2低減も実現する。
https://www.aichi-steel.co.jp/news/mt-assets/docs/20230316news.pdf