
表面処理メーカーのトシコは、愛知県一宮市に新工場を建設し、中部地区での生産拠点である関ヶ原工場から移転した。
同社は凹凸効果による非粘着表面処理を行い、これまで埼玉県川越市の本社工場と岐阜県関ケ原町の関ヶ原工場との二拠点体制にて生産を行ってきた。関ヶ原工場は、1996年に操業を開始した工場で建物等の老朽化などが散見されるようになり、今後の多様なニーズに素早くに対応するため、新工場をグループ会社のフロロコート名古屋の隣地に移転した。
新工場では、新規にバッチ炉と水洗ブースを導入することで生産能力の向上を目指す。現状と比較し生産能力は 1.8 倍となり、新工場の建屋の屋根にソーラーパネルを設置し低炭素社会への対応に向けて、ESGに配慮した工場運営を行っていく。2023年4月28日に竣工、5月16日からの生産開始を予定。総投資額は4億5000万円(土地、工場、新規設備投資含む)敷地面積は1640平方メートル。建屋面積は826平方メートル。