横河電機の子会社のヨコガワ・サウジアラビアは、サウジアラビア海水淡水化公社が建設する、日量100万立方メートルの造水量を誇る世界最大規模の逆浸透膜法海水淡水化プロジェクト「One Million Project」向け制御システムを受注した。
同プロジェクトは、2060年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指すサウジアラビアの施策「Net Zero Vision 2060」の一環で、サウジアラビア東部のペルシャ湾に面した都市ジュベイルに位置する既設の蒸発法海水淡水化プラントを、逆浸透膜法海水淡水化プラントに置き換えるもの。既存のプラント設備を活用して逆浸透膜の設備を導入することにより、プラント寿命を延ばし、新設するよりも低い環境負荷でプラントを建設する。
同社が納入するのは、制御システム、安全計装システム、生産管理システム、運転訓練シミュレータ、サイバーセキュリティ対策ソリューションなど。2024年1月までに納入を完了し、2024年12月に稼働予定となっている。
https://www.yokogawa.co.jp/news/press-releases/2023/2023-04-25-ja/