オムロンの2023年3月期連結決算は、売上高8760億8200万円(前年同期比14・8%増)、営業利益1006億8600万円(同12・7%増)、税引前四半期純利益が984億900万円(同13・5%増)、当期純利益738億6100万円(同20・3%増)となり、2期連続で過去最高業績を更新した。
セグメント別では、IAB(制御機器事業)が売上高4857億円(同16・2%増)、営業利益858億円(同12・6%増)、DMB(電子部品事業)が売上高1389億円(同14・8%増)、営業利益155億円(同53・7%増)、SSB(社会システム事業)が売上高1073億円(同22・3%増)、営業利益75億円(同15・1%増)、HCB(ヘルスケア事業)が売上高1421億円(同7・0%増)、営業利益160億円(同13・6%減)。
IABは注力する半導体製造装置・電気自動車・二次電池向けなどの需要は依然堅調で、第1四半期に上海ロックダウンによる当社主力工場の稼働率低下の影響を大きく受けながらも、第2四半期以降は高水準の受注残の解消に向けた供給力強化と、注力業界を中心としたソリューションビジネスの拡大を加速。過去最高の売り上げとなった。
24年3月期は、売上高8900億円(同1・6%増)、営業利益1020億円(同1・3%増)、税引前当期純利益995億円(同1・1%増)、当期純利益745億円(同0・9%増)を予測しており、3期連続で過去最高業績の更新を目指し、全事業で増収増益を計画。
このうち、IABは売上高4900億円(同0・9%増)、営業利益880億円(同2・5%増)、DMBは売上高1390億円(同0・1%増)、営業利益155億円(同0・0%)。