TEP、通常総会開催 委員会再編、新潮流に対応

東京都電機卸商業協同組合(TEP、屋宮芳高理事長)は、第74回通常総会を全国家電会館で5月12日開催した。

 総会に118社の組合員のうち委任状も含め83社が出席した。総会は屋宮理事長を議長に選出して進められ、2022(令和4)年度事業報告、および決算報告、23(令和5)年度事業計画、および収支予算などを審議・承認した。 

総会の冒頭、屋宮理事長は「コロナへの対応も個々人の判断に委ねられるようになった。納期問題は一時期よりは解消されつつあるが完全ではなく、今後もお客様とのコミュニケーションをとりながら出来るだけ無駄のない営業活動が重要になってくる。TEPも新たな活動に向けて委員会の再編やネット販売への対応など、新しい時代に向けた活動を強めていきたいと考えており、引き続きご協力をお願いしたい」とあいさつした。

 総会は、松本年生副理事長が22年度市況・事業概況、流通近代化委員会活動を川鍋季明委員長、教育情報委員会活動を渡辺勤常務理事、組織委員会活動を花岡克己委員長、労務委員会活動を市村康徳委員長、青年部会活動を小川秀敏担当理事がそれぞれ報告した。さらに鳥居和久会計理事が会計報告を、伊佐野勝利監事が監査報告を行った。

23年度活動計画では、現在5つある委員会を、組織、教育情報、会員サービス、イノベーションの4委員会に大幅に再編した。会員サービスは、従来の労務、青年部会の業務引継ぎ、イノベーションは流通近代化を引き継ぎながら、電子商取引(EC)の具現化や展示会開催などに取り組む。

なお、新理事・監事の選出も行い、正副理事長などを再任した。各委員会の委員長は、組織が樋口亘氏、教育情報が藤巻宏直氏、会員サービスが市村康徳氏、イノベーションが花岡克己氏に委嘱した。

 なおその後、永年勤続社員表彰式も行われ、屋宮理事長から、10年、20、30年以上勤続者17人に表彰状と記念品が授与された。

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