中外医薬生産は、約50億円を投資して三重県伊賀市の本社工場の増設と新工場の建設を行い、医薬品の安定供給に向けた製造強化に向けて2拠点製造体制を整備する。これにより災害対策含め必要な医薬品をより安定的供給できる体制を整え、外用液は年間1000万本、錠剤は年間10億錠の増産効果を見込む。
新工場は、設備機器をオートメーション化して生産工程の省力化を行い、重量物の搬送も機械化して作業員の作業負荷を軽減。危険物である消毒用アルコールの取扱のため、建物を耐火構造の防爆仕様としている。また従業員の半数を占める女性が働きやすい職場を目指し、女子更衣室にパウダールームの整備などを進める。
敷地面積は8649平方メートル。3階建て鉄骨造で延床面積7384平方メートル。建築面積は2826平方メートル。高さ21メートル。竣工2023年3月。本格稼働は2023年秋を予定している。
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