グンゼは、ラベル用収縮フィルムを製造する守山工場(滋賀県守山市森川原町163)について、資源を循環させ、ゼロ・エミッションを実現する製造工場の「守山サーキュラーファクトリー」として稼働開始した。
プラスチックフィルム事業の基幹である守山工場をサーキュラーファクトリー(資源循環型工場)に転換し、太陽光や豊富な水資源をエネルギーとして活用するだけでなく、廃棄されていた製品や原材料などを新たな資源と捉え、廃棄物を出すことなく資源を循環させる製造の仕組みを取り入れた最先端の施設となる。今後、2026年までにはリサイクルセンターを設置し、従来の技術では困難であったナイロンとPET等の異種積層フィルムの商業ベースでの分離再生を可能とし、サーキュラーファクトリーの完成とする。
延べ床面積は1万0786平方メートルの鉄骨造。最終形を見据えた2027年度までの投資総額は94億9400万円を計画している。
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