
シチズンマシナリーは、長野県北佐久郡御代田町御代田4107-6の軽井沢本社に建設中だった精密加工工場が完成し、新規設備の導入や既存工場からの移設を進め、5月から生産を開始する。
同社は中期経営計画の「売上高1000億円に向けた事業基盤の構築」を目指し、中国新工場やタイ工場の増床などで生産能力の増強を進めてきた。工作機械本体の生産増強に合わせてスピンドルなどの基幹部品を確保する必要があるため、本社工場の隣接地に精密加工工場を新設した。新工場では、ロボットやAGV(無人搬送車)などの活用により生産性向上を図り、基幹部品の生産能力を6割増強する。安定的な供給体制を構築するほか、専門的な知識や熟練の技術力を必要とする基幹部品の製造を国内で行い、それらをグローバル生産拠点へ供給していく。建物延床面は4459平方メートル。