ヤマハ発動機は、高速・高精度なハンダ印刷と段取り替えの全自動化を実現したクリームハンダ印刷機の新製品「YRP10」を8月1日に発売する。
同製品は、コアサイクルタイム6秒の高速印刷性能を備えながら、±6σ:±16μm Cpk≧2.0の高い印刷精度を実現。スキージのアタック角度と速度をプログラムにより任意に設定・変更でき、使用するハンダに応じた最適条件で印刷が可能な独自の3Sヘッドを搭載し、素材と形状を見直した新型スキージでマスクの長寿命化、ローリング性・充填力の向上、ハンダ貼り付き低減など、印刷品質の向上を実現し、廃棄するハンダ量も低減。マスクのステンシル部を吸着固定することでマスクフレームの歪みとステンシル部の伸びの影響を低減し、基板とマスクを密着させ、安定した高精度印刷が可能。往復印刷時のオフセット入力も不要で、段取り時間の大幅短縮を可能とした。
また、プッシュアップピン自動交換、マスク自動交換、ハンダ自動移載、ハンダ自動供給のオプション機能により、進化した段取り替え全自動化と長時間無停止運転を実現。さらに、レーンごとに完全独立運用が可能なデュアルレーン仕様も選択でき、多種多様な生産形態にフレキシブルに対応する。
https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2023/0519/yrp10.html