シーシーエス(京都市上京区) は、韓国の検査用コンポーネントメーカーのiCore(アイコア)社と業務提携し、画像処理システムでの新たなソリューション創出への取り組みを開始する。
シーシーエスは、画像処理検査用LED照明や電源の専業メーカーとして、「見える」を実現するためのソリューションをグローバルに提供しており、アイコアは高速制御が可能な高出力検査用照明コントローラーに強みがある。
画像処理検査では、マルチスキャン撮像システムとして1つの製品に対して複数種類の検査を行う場合に、複数の照明を高速に切り替えて撮像することで1ステージでの検査を可能にし、コストや検査時間、設置スペースの削減などの効率化が期待されている。
また、この手法を利用することで、検査対象物に対して異なる方向から照射した画像や異なる波長で撮像した画像を取得し、画像処理を行う等の、複雑な画像処理が容易になる。この結果、例えば、検査対象物の表面の凹凸をキャンセルして模様のみを抽出したり、表面の模様をキャンセルして
凹凸情報のみを抽出するなど、これまで自動化が難しかった検査が可能になる。
アイコアのコントローラーは、このマルチスキャン撮像システムと親和性が高く、製品ラインアップが豊富である。