横河電機は、「OpreX Connected Intelligence」のラインアップとして、ライフサイエンスや化学などの研究の実験データを統合管理する新たなプラットフォーム「OpreX Informatics Manager」を7月下旬に発売する。
研究開発の現場では実験や検証の関連データは紙で記録され、今後は電子化とデータ活用で生産や品質保証など他部門への共有が期待されている。また従来のラボラトリー・インフォマティクス・システムは、他部門との情報共有するには品質情報管理システム(LIMS)、電子ラボノート(ELN)、製造実行管理システム(MES)など他のさまざまなシステムと連携させる必要があった。
それに対し同製品は、ドキュメント管理機能ですべてのデータやドキュメントと関連情報を統合し、文書や図の作成、インポート、バージョン管理、文書承認ワークフローを実行してクラウドに保存し、すべてのタスクのデータを電子化して部門間で情報を連携が可能。
またプロジェクト管理とタスク管理機能で実験、標準手順、文書化の各タスクの実行を管理でき、リソース使用の最適化と進捗状況の管理を簡単に行うことができる。また監査証跡として、いつ、誰が、どのようなことを行ったのかをシステムレベル、プロジェクトレベル、タスクレベルで管理し、リスト化することが可能となっている。
https://www.yokogawa.co.jp/news/press-releases/2023/2023-06-22-ja/