日本半導体製造装置協会(SEAJ)は、2023年度から2025年度の3年間の日本製半導体・FPD製造装置の需要予測を発表した。半導体製造装置・FPD製造層の合計は、2023年度こそ20%以上減で大きく落ち込むが、2024年度、2025年度と回復して過去最高額を更新する見通しで、2025年度の合計販売高は4兆7863億円と予測した。
日本製半導体製造装置は、2023年度は米国の対中国輸出規制やメモリ価格下落による設備投資削減の影響が大きく、23%減の3兆201億円。2024年度はメモリ投資が回復し、ロジック・ファウンドリーも回復し、各国で大型設備投資計画があることから30%増の3兆9261億円と予測。翌2025年度も増加は継続し、10%増で 4兆3187 億円と4兆円の大台を突破する見通し。
日本製FPD製造装置は、2023年度は大型の投資案件が少ないことを受けて20%減の3425億円。2024年度はG8基板での新技術を使ったOLED投資が始まり、TV市場も新しいハイエンド製品シフトに向けた投資により、30%増の4453億円となり、2025年度も投資継続で5%増の4676億円と予測した。
SEAJ、日本製半導体・FPD製造装置の2023ー2025年度需要予測 半導体製造装置の販売高は2025年度に4兆円を突破
- 2023年7月13日
- FA業界・企業トピックス
- 2023年7月12日号, FPD製造装置, SEAJ, 半導体製造装置
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