東芝インフラシステムズは、メーター読取支援サービス「ToruMeter」について、検針作業時の現場滞在時間を短縮する「まとめ撮り」機能の提供を開始する。
同サービスは、電気・ガス・水道などのメーターや制御盤の表示部、電子計測器などをスマートフォンまたはタブレット端末のカメラで撮影し、読み取った値と写真を電子帳票に記録するクラウドサービス。検針作業は空調設備のない室内や炎天下の屋外などで行うため、長時間滞在で熱中症リスクが高まり、手早い作業が求められている。
それに対して同社は、現場では検針用の写真撮影だけを集中的に行い、数値の読み取りと記録は現場を離れた後に、別の場所で行うことができる「まとめ撮り」機能を開発した。複数の検針対象を連続して撮影し、いったん保存して検針現場の滞在時間を短縮。その後、事務所など環境の良い場所に移動し、保存した写真から数値の読み取りを一括して行うことができる。
キュービクル式高圧受電設備やマルチメーターなどに採用されている一定時間で表示が切り替わり、複数種の測定値を巡回表示する設備やメーターでも、先にメーター写真を連続して撮影することで、表示の更新待ち時間を最小にすることができる。
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