フエニックス・コンタクト(横浜市港北区)は、1㌔㍍までの長距離でギガビットイーサネット通信と給電が可能な「ギガビットエクステンダ」を7月 11日から日本国内で販売を開始した。
ギガビットエクステンダを1㌔㍍までに延長した同軸ケーブル、もしくはツイストペアケーブルの両端にそれぞれ設置することで、ケーブルを通してイーサネットポートに接続されている機器間でのギガビットイーサネット通信ができ、イーサネット通信の制約となっている約100㍍を超えることが可能。
さらに PoL(Power Over Link)機能により、監視カメラなどの遠隔に設置したPoE(Power Over Ethernet)機器への給電も可能になり、電源なしの遠隔地に監視カメラを設置することや、既設のアナログカメラ用ケーブルを利用してのデジタル化 なども実現でき、設置の自由度が増すとともに、設置のコストや時間を削減できる。
接続トポロジは、ポイントツーポイント、ライン、スター、リングと多彩で、リング接続では経路冗長が可能(PoL機能は要無効)。
また、設定はPoL 機能を有効/無効にする DIPスイッチのみのため簡単に動作を開始でき、しかも、あらゆるイーサネット上のプロトコルの転送が可能。