三菱電機は産業オープンネット展で、スマートファクトリーを実現するためにITシステムへ大容量データを高速で伝送できるネットワーク「CC-Link IE TSN」を中心に展示する。
「CC-Link IE TSN」は、同社のスマートファクトリーコンセプトであるFA統合ソリューション「e-F@ctory」の具現化へ、生産現場の様々な機器から簡単にデータを収集し、高速で安定した制御を実施しながら工場全体のIIoTインフラを構築することで、生産性向上とトータルコスト削減に貢献する。「CC-Link IE TSN」は、サイクリック通信でリアルタイム性を保証した制御を実施しながら、非リアルタイム通信のITシステムとの情報通信もシームレスで混在使用できる。このため、汎用Ethernet通信機器を1つのネットワークに統合でき、多様な機器を用いた柔軟なシステム構築が可能になるとともに、優れたメンテナンス機能も備えている。
また、時分割方式で最小通信周期31・25µsの高速リンクスキャン、および従来ネットワーク比16倍の高速処理を実現。
同社の「CC-Link IE TSN」対応製品は、MELSEC iQ-R/iQ-Fシリーズマスタ・ローカルユニットをはじめ、サーボ、インバータ、ロボット、表示器(GOT)、ブロックタイプリモートユニットなどが完備。